笑う卵の優待生活

2018年8月に株を始めました。日々の生活など綴ります

【子宮頸管25mm】自宅安静時にこそ活用したい図書館

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「自宅安静って寝てるだけでしょ」は禁句です。
私は「楽そうに見られてる」被害妄想に耐えられなくなりました。
 
ちょっと前までは「仕事がしんどいよ~」なんて言っていたのに、いざ休みを手に入れると呆然。生産的なことができないって、こんなにストレスがたまるのだと知りました。
 
何かしたい。
でも、できない。
 
そのジレンマを少しでも解消できたのは、大好きな本と図書館があったからです。
読書はいまや少数派の趣味になりつつありますが、時間があるときにしかできない趣味でもあるので、もし時間がある方がいたら手をだしてみてはとおススメいたします。
 

きっかけは旦那さまからのリクエス

保活だってしたいし、旦那さまのごはんくらいちゃんと用意したい。そう思っても寝てるだけしかできないことで、メンタルがやられ始めていました。
 
そんな毎日鬱々としていく様子を見かねてか、旦那さまからこんな提案が。

旦那さま「赤ちゃんが生まれたら、どうやって3人で寝るのがいいのかよくわからないから、育児書とかネットで調べてくれないかな」

 

私「(これは役に立てるチャンスでは)任せて!」

 

旦那さま「(張り切ってムリしそうだな)言っておくけど、ムリはしないでね」 

 

私「大丈夫、大丈夫!」

時間だけはある自宅安静。調べものが得意でない旦那さまに代わって、役立てることがとても嬉しかったんです。

ネット情報より最新の本から情報を取得

いまは、ネットでお手軽に情報が取得できる便利な時代。
ただ、私は校正者という仕事柄、事実確認を行う際に根拠の基準の優先度は下記のように行っています。

◎:国やWHOなど公的機関の情報

○:大手出版社・新聞社の媒体

△:小規模出版社の媒体

✕:ネット情報(特に署名のないWikipediaや個人のサイト)

上記の通り、ネット情報やWikipediaを校正業務で使うことはありません。
 
もちろん、ネット情報だから間違っているといっているわけじゃありません。趣味ブログなんかでも、書籍よりよっぽど詳しく調べているものもありますし、専門的な知識で書かれているものも多数あるでしょう。
 
じゃあ、なぜ使っちゃいけないのか。
 
理由は、ネット情報の多くが「特定できない人の伝聞」あるはい「伝聞じゃないと証明できない記事」だからなんです。
 
人を特定できなければ、情報の根拠はたどりようがありません。
人を特定できたとしても、根拠が書かれていなければ、記事が憶測や悪意をもって書かれているとしても、専門外ではわかりようがないんですよね。
だから校正の仕事では、ネット記事を根拠には使えないんです。
 
そんなわけで、私は書籍で寝かしつけの部屋を調べてみることにしました。
とは言っても、子育てブログなどの実体験が見られる情報は貴重なので、どうやって寝かしつけをしているのかはブログを漁りながら、同時に参考になった書籍がないか口コミをリサーチしていきました。
 
最近はまとめサイトが多いので避けて探すのはひと苦労でしたが、いくつか候補を絞って、書籍リストを20冊程度作り、図書館で順次予約を入れました。
 
調べ終わった時の達成感は仕事をしている時と一緒。鬱々していた日々が嘘のようでした。

時間がある時しかできないのが調べもの

調べものって時間がかかるし面倒ですよね。だからこそ、時間のある自宅安静中にできる時間の使い方として最適でした。
 
友人からは「出産したら、絶対今より時間があるなんてことはない」と判で押したように言われてきたので、これはほぼ間違いないのでしょう。
アドバイスもあって、旦那さまの提案をきっかけに毎日調べものの日々となりました。本のリストを作っては旦那さまに図書館で借りてきてもらうのを繰り返し、今も私のベッドの上には10冊程度の本がのっています。
 
ずっと気になっていたけど手をつけられないでいた投資の本、妊娠で中止になっていた旅行計画を立てる本、出産後に使える料理の時短本や、作りおき野菜で栄養を損なわない調理方法の本、ブログの書き方指南書や、仕事に役立つ校正関係の本など、気になることは手当たり次第です。
 
テレビやネットばかり見ていた頃は旦那さまに「今日は何してたの」と聞かれても答えられませんでした。
でも、今は「今日はこんな本を読んでためになったよ」と説明できることが心の支えになっています。
 
また、始めてみたかったブログを開始できたのも嬉しかったです。

図書館を自分の家の本棚にする

本を大好きな私も、本がかさばることは悩みのタネでした。特に赤ちゃんがお腹にきくれてからは、スペース確保のためにどうしても本棚を減らさざるをえず、600冊程度の書籍やコミックを処分しました。
 
よっぽど好きな作家の本でなければ、もう本は電子書籍以外では増やせない。特に育児本については、使う時期が限られているので、たくさんは買えない。そう決めていたので、図書館で本を借りられることはとてもありがたいことでした。
 
図書館で一度読めば、手元に置きたい本かどうか確認できます。手元に置きたい本だけはkindleで買い、一回読めば読み返さない本は図書館で十分とできるので、経済的にも家のスペース的にも節約ができました。
 
こうして、我が家では家の本棚を一軍、kindleを二軍、図書館を二軍予備軍の本棚として運用しています。

実際に役立った育児本だけを紹介

前述の説明通り、図書館でかりてからkindleの仲間入りを果たした育児本だけをいくつか紹介します。
 
 1冊目 「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
こちらは旦那さまのリクエストだった「赤ちゃんと一緒に寝るのはどんな部屋がいいのか」を決めるのにとても役立ちました。
 
結局和室で一緒に寝ることにしたのですが、眠る前に少し暗めの部屋でコミュニケーションを取るのが良いとのアドバイスがあったので、わが家では思いきって和室の電気を調光できるものに変えました。
 
赤ちゃんの泣き声で自分が参ってしまわないように、参考にできる本だと思います。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

 
 2冊目 「世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった!頭のいい子にする最高の育て方」
図書館でも人気の本で、借りるのに1ヶ月以上かかりましたが、根拠が大学機関なので信頼性が高いこと、大仰なことではなくすぐに試せるやり方が多いので、即購入しました。
 
個人的には「なぜ」って聞く子への対応で簡単に答えてしまうのではないやり方を実践したいなと思いました。
 
ついついこどもへの対応を時短してしまいたくなることもあるかと思いますが、じっくり向き合うためにできる方法が示されているのが参考になります。旦那さまも関心があるテーマなので、買って良かったです。
 3冊目 「0歳児とのあそびかた大全」
赤ちゃんと接する機会の多い人には必要ない本ですが、私はあまり赤ちゃんと接してこなかったので、赤ちゃんと2人きりで何をしたらいいかが書いてあるこの本はとても興味深かったです。
 
ただ惜しむらくは、ねんね期の遊びが微妙だなということ。
 
揺らしたり、お腹に息を吹きかける、とか遊びなのかな。
正直、あんまり参考になりません。
 
あとは、ちょっと危なそうな遊び(寝返り期に、バスタオルでハンモックを作り、大人2人で持って揺らすなど)もあるので、事故にならないものだけ実践しようと思います。
0歳児とのあそびかた大全

0歳児とのあそびかた大全

 
4冊目 「なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば」
赤ちゃん用に巣作りを開始した時に手に取った本です。
 
この方は育児エッセイである本書以外にも、ミニマリストとしてものを捨てるコツをマンガで書いていて、それもけっこう役立ちました。
 
ミニマリストなのに赤ちゃんがいるから物を増やさないといけないジレンマが面白いですし、どうしても必要なものは部屋の各所においている様子が参考になりました。好きなコミックエッセイの作者なので、この機会に買いました。
なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば

なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば

 
 上記の本以外にも参考になる本があると思いますので、ぜひ図書館を活用することをオススメしたいです。今が1番時間がある。ゆっくり読書できる時間がとれるのもいまのうちだとすると、自宅安静でも今は本当に贅沢な時間を過ごせているのかもしれませんね。